２００１年揃って結婚５０周年の金婚式を迎えた、主人と私の両親へのお祝いと、感謝の気持ちをドールハウスに込めてみました。
この作品の中では、双方の両親の様々な歴史や歩みなど、私から見た両親の姿を再現したつもりです。
そして今年、２００３年１月、外部ユニットとしてお庭を増築しました。季節は春を設定しています。

部屋の中の全景です。夜のくつろぎタイムには何をしているのでしょうか？

父は、お茶を飲みながら、名人戦を再現して次の一手を研究中。ソファーの上にはさっきまで読んでいた本が置いてあります。サイドボード脇にあるのは、母の日にプレゼントされた鉢植えのカーネーション。

壁には、母の描いた油彩画の「ひまわり」が掛けられ、奥でスポットライトを浴びている生け花にも母の長い間の情熱が刻み込まれています。

本棚には、沢山の書物が。ソファーの影で見えませんが、一番下の段には、５０年の歴史をつづったアルバムが並んでいます。隣の部屋は、アトリエになっていて、描きかけの絵があったり、鉢植えの花がたくさんおいてあります。写真にとってお見せできないのが残念・・・。（カメラが入っていきません・・・。）

窓の外から中を覗くと、柔らかなスタンドの明かりが部屋の中を照らして、夫婦の歴史と家庭の暖かさを映し出しているかのようです。

ここからは増築したお庭です。

ハウスに庭を接続したところです。大きさは横幅が７５ｃｍになりました。

めっきり春めいてきた週末の午後、娘夫婦がやってきて、柔らかな日差しを浴びながら、のんびりティータイム。

手作りクッキーはお土産です。リンゴも剥けましたので、さあ召し上がれ。こんな時はローズヒップティーがお似合いかしら？（食器は白磁粘土を焼いて作ってあります。）

庭のシンボルツリーの根元には色とりどりのパンジーが満開です。

マーガレット、チューリップ、水仙・・・。春の花が競うように咲いています。時々来てくれる小鳥のために、えさと水も用意しました。